1.16.4クリエ建築のためのFabric MOD & Spigotプラグイン
お久しぶりです。今回はJava版Minecraft 1.16.4のクリエ環境で使えるMOD/Pluginを紹介していきます。本記事はFabricのクライアントMODとSpigotサーバープラグインを合わせた環境の紹介となります。
Fabricって何?
今までは大型前提MODといえばForgeでそこにLiteLoaderを添えるという感じでしたが、最近は新たな勢力Fabricが出現しました。
LiteLoaderとは違いForgeとFabricは両立できないのでどちらか一方を選ぶ形となります
本記事では何故ForgeではなくFabricを採用したのか?というと現状筆者は(1.16.4クリエでバニラ建築をするなら)Fabric推しだからです。というのもCommand MacrosというキーバインドMODがあるためです。現状1.16系で任意のコマンドを任意のキーに割り当てることができるMODは他に見つけられませんでした。
他にもFabricにしかない便利MODは多々あり、また逆にForgeにしかない便利MODも多いので自分に合った環境を選択してください
ちなみに1.15.2まではForgeでAdvanced Macrosという高機能なやつが出てるのでそっちを使うのも手かもしれない
※2021.02.06 Helpful Hitboxesを追加 1.16.5について追記
建築に役立つクライアントMOD(Fabric)
※1.16~1.16.3用しかなくても大抵1.16.4で動きます
※まさかの1.16.5が出ましたが1.16.4のままでも1.16.5用MODを入れられたり1.16.5鯖にログインできたりするのでそんなに気にしなくてもいいかもしれない
※Fabric版とForge版の両方出てるものもあるので間違えてForge版を入れないように注意
ブロック設置が快適になる(ややクセがあるので好みが分かれるかもしれない)
1.12までにあったBetterPlacementの派生だがさらに改良されている
好きなキーに好きなコマンドを設定できる
複数キー同時押しで発動、というのもできるので地味にありがたい
ウインドウタイトルを自由に変えられる
地味だがプロファイルを使い分けたりしている場合は便利かもしれない
ワールドを閉じてもチャット送信履歴(↑キーで見れるやつ)を保持してくれる
マイクラの画面がフォーカスされていないときに自動でFPSを落としメモリの使用を節約してくれる
Helpful Hitboxes ←New!
柵、板ガラスなどの見かけの当たり判定が改善されて設置しやすくなる
LotTweaks ←New!
ピック機能やブロック選択機能の拡充、遠距離ブロック破壊&設置など
くるくる回してブロックを選択するのがかなり便利で楽しい
お馴染み地図MOD
Fabric版とForge版両方あるので間違えないように注意
WE使った時に微妙に挙動が怪しいけどTP機能が便利なので個人的には外せない
他の地図MODも色々あるのでお好みの物をどうぞ
座標などの情報を画面に表示する 自由に設定可能
筆者は座標、バイオーム、ブロック情報を表示させています
FabricMODのコンフィグをゲーム内から弄れる
インベントリ操作を便利に
暗視MOD
GammaBright、FullBright
プレイヤーの頭の上の名前表示(ラベル)を消す
オンオフできないのが若干不便かもしれない
FabricではOptifineを入れる場合OptiFabricというMODも一緒に入れる必要があります
アイテム一覧を表示したり取得したりするやつ
TooManyItems(TMI)とかJEIみたいなやつ
かなり色々な便利機能があるクライアントMOD
クリエ環境で便利そうな機能はホットバー切り替え、空中ブロック設置、軽量化系あたりか
目玉機能として階段などの向きを自在に指定して設置できる機能があるが、これは鯖側にもMODを入れないといけないためSpigot鯖では使えないのが残念
Untranslated Items ←New!
日本語設定のまま、アイテム名を英語+日本語表示にする。
JEIなどの検索で英語IDで検索できるため便利
元Item Delocalizer
ただのズーム機能ではなく、マウスホイールで倍率を自在に変えられる
WorldEditの範囲選択を可視化する
複数出ていますが上記リンクにあるものがオススメ
多くのFabric系MODの前提MOD
MiniHUDやTweakerooの前提MOD
ロード画面の色を変更できる
(FabricMOD形式とリソパ形式のものと二種類ある 後者はOptiFineが必要)
バニラのロード画面なんであんな赤くしたの?
高機能動画撮影MOD
筆者は使ってないけど有名なので掲載
高速飛行MOD
DaFlightみたいなやつ
なぜかOptiFabricと干渉しているっぽいので様子見中
鯖を建てずにWEを使いたい場合はこちらを使うべし
もちろん鯖で使うなら入れなくて良い
建築に役立つプラグイン(Spigot)
筆者はPaperMCというSpigot系サーバーを使っています
毎度お馴染みの最強建築支援プラグイン
通常版WorldEditの1.16.4も出てるのでそちらも選択肢に入る
こちらもお馴染み地形や造形などが捗る最強建築支援プラグイン
通常版VoxelSniperはまだ1.16系未対応(一応過去版入れても動くらしいが)
複数ワールド管理
アーマースタンド編集
インベントリ画面を利用したメニューを自由に作成できる
Macro/Keybinding MODにあったGUI作成機能の簡易的な代用として使っています
ブラウザでリアルタイム地図表示
飛行速度変更
過去版しかないが普通に動く
どこでも座ったり寝たりできる
読み込み範囲内の光源バグをまとめて治してくれるやつ
FAWEが光源バグを起こしやすいので入れている
前提プラグインが要る(DLページの解説参照)
ワープポイント作成
ワープ系プラグインは他にもいろいろあるのでお好みで
※
あとは自作のプラグインをこっそり置いておきますのでこちらのページからどうぞ
遠距離ピック、ハーフや階段などの特殊形状ブロック取得、ワープ機能など
基本自分用なので色々雑です
おまけ Forgeについて
今回紹介したFabric環境では使えませんが、前述のとおりForgeにしかない便利MODも多いのでいくつか紹介しておきます
三人称カメラの位置を弄れるやつ
詳細はこちらの過去記事参照
動画撮影につかえる滑らかカメラワークをコマンドで実現する
FAWEにheightmapを追加して本格地形を簡単に作る
マイクラ内での地形造形がめっちゃ楽になるかもしれないやつです
FAWEが導入されていることが前提です。
MOD版FAWE、Plugin版FAWEどちらでもいいです。
1.
このページからHeightmap集をDLします。
2.
FAWEフォルダの中にheightmapと名前を付けたフォルダを作成します。
MOD版の場合→config/FastAsyncWorldEdit/heightmap
Plugin版の場合→plugin/FastAsyncWorldEdit/heightmap
ZIPファイルを解凍し、imagesフォルダの中身をすべてheightmapフォルダに入れます。
3.
セットアップは以上です。
あとはheightmapを使うためのコマンドを自動で生成してくれるwebページがあるので、それを使いながら地形づくりをする形になります。
(デモ版とありますが普通に使えます 自前で用意することもできますが方法は割愛します)
コマンド欄に出力したいコマンドを入力し、欲しいheightmapをクリックすると自動でコマンドがコピーされるので、マイクラにもどってペーストしてコマンドを実行してできたブラシを使っていく、という形になります。
試しに具体例を出しながらやってみます。
Command欄にこのように入力し…
mountain 1をクリックしてみました。
これでコマンドが作成されてクリップボードにコピーされました。
マイクラに戻って、任意のアイテムをもってコマンドをペーストして実行します。
Equipped brush heightと出たらブラシ設定成功です。右クリックしてみましょう
heightmap通りに一気に地形が盛り上がります。いろんなブラシ設定を試してカッコいい地形を作りましょう。
結構heightmap選びもコマンド設定もムズイので色々試してみたいです
例
/brush height 200 "file://classic mountain 3.png" 0 0.5 -r
移動しながら何回かクリック
/brush height 200 file://hillMound_1.png -s
/brush height 200 file://hillMound_1.png 0 0.2 -r
/brush height 50 "file://classic mountain 3.png" 0 0.5 -r
/brush height 20 "file://classic mountain 3.png" 0 1.5 -r
砂浜を楽しようとしてみたやつ。高さ低めなブラシで薄く地形を盛ってから山ブラシで持ち上げてます。
無難な山脈が作りたかったやつ(コマンドわすれた)
誰かコツ教えて
補足1
基本的に大きいサイズのブラシを使った方がそれっぽくなる気がします。大きいサイズのブラシを使うためには設定をいじる必要があります。サーバーならpluginsフォルダ、MOD版ならconfigフォルダ、の中にWorldEditフォルダがあり、その中のconfig.ymlを開いて max-brush-radiusの数値を変更します。FAWE導入してるなら100とか200とかやっちゃって全然大丈夫です。知らんけど
補足2
brush heightのパラメーター設定方法はこんな感じです。
/brush height 半径 ファイル名 角度 高さ -r -l -s
高さは何も設定しない状態が1です。低くしたければ0.5など少数にします。
-rをつけると角度がランダムになる
-lをつけると雪が滑らかになる
-sをつけるとめっちゃギザギザする
例:/brush height 200 file://hillMound_1.png -s
補足3
ファイル名に「" "」がついたりつかなかったりしますが気にしなくていいです。ファイル名にスペースが入っていると自動でつくみたいです。
かんたん!PaperMCを使って1.13.2でFAWEとVoxelSniperを動かそう!
PaperMCというSpigotの派生サーバーを利用したサーバー構築の手順です。
Spigotでも別にいいのですが、PaperMCは本家Spigotとちがい「ビルド」という若干ハードル高めな作業が要らないのでめっちゃらくちんです。パフォーマンス自体もバカ速い(It's stupid fast.)らしく大手鯖でも結構取り入れられてるみたいです。
※公式ページをグーグル日本語翻訳したやつ
1.PaperをDLする
ここからPaperの最新版をDLします。Paper1.13.2をクリックして一番上の雲アイコンをクリックすればいけます。
2.フォルダを準備する
サーバー用のフォルダを作り、その中にjarファイルを移動します。
フォルダを作る場所はどこでもいいです。
作ったフォルダの中に、先ほどダウンロードした「paper-xxx.jar (xxxは数字) 」を入れます。
3.バッチファイルを作る
メモ帳を起動し、以下の文章を打ち込みます。
java -Xmx2048M -Xms1024M -jar paper-564.jar nogui
pause
メモリの指定は任意に変更可能です。上記の指定だと最大2048MB、最低1024MB使用するという設定になります。もっと細かく色々設定できるみたいですがとりあえずこれで動いてるので良いと思います。「paper~~.jar」の部分は先ほどDLして移動したファイル名に合わせて変更してください。
「名前を付けて保存」をクリックし、.jarファイルが入っているフォルダと同じところに保存します。この時名前を「start.bat」に変えて保存します。
サーバー用フォルダーに「paper-xxx.jar」と「start.bat」の二つのファイルが並んでいればOKです。
4.サーバーを起動する
start.batをクリック(もしくはダブルクリック)するとサーバーが起動します。黒い画面が出て画像のようになるので何かキーを押して消します。
5.EULAに同意する
サーバー用フォルダにファイルがいくつか作られて画像のようになっているので、eula.txtをクリックして最後の行を「eula=true」にして上書き保存します。
6.もう一回起動する
もう一回start.batを起動します。しばらく待つとDoneうんたらかんたらとでるので、こうなったらサーバーの起動が完了したことになります。
起動が確認出来たら、一回stopと入力しエンターを押してサーバーを閉じます。
7.プラグインを入れ、設定をいじる
サーバーフォルダのpluginsフォルダにプラグインを入れていきます。Bukkitプラグイン、Spigotプラグインが動きます。オススメプラグインはこちらの記事を参考にしてください。ちょいちょい1.13.2対応してたりしてなかったりします(未対応でも案外動いたりします)。
参考までに今回入れてみたプラグインはこちら。
DummyFawe.jarはFAWE導入後サーバー起動時に自動生成されるファイルなので無視してください。
VoxelSniperはFastAsyncVoxelSniper(FAVS)が1.13.2対応しているとのことなのでそちらにしてみました。
FAWE及びFAVSはこちらからDLできます。
8.サーバーを起動する
サーバーを起動し、プラグインがちゃんと動くかチェックできたら完了です!お疲れさまでした。
9.サーバー設定について
思いつき次第書いてきます。
描画距離については、spigot.ymlの view-distanceを弄ることで伸ばせます。最大32までいけるみたいです。
Sponge環境で複数ワールド管理を行う【Project Worlds解説】
こちらの記事は情報が古くなっております
新しいバージョンでコマンドの記法が大きく変わってしまい、こちらの記事で紹介している記法は使えません(そのうち新しい記事を出します)
以下の記事は「projectworlds-7.1.0-0.12.2」というバージョンの記事になります
サーバー内で複数のワールドを管理できるMultiverseというBukkitプラグインがありますが、それと類似した機能を持つSpongeプラグイン「Project Worlds」の解説記事になります。
できることは大体一緒ですし、ゲーム内解説が親切なので比較的容易に導入できると思いますが、日本語解説がないよりはあったほうが便利だろうということで軽い解説記事を書いてみました。
Sponge環境があることは前提として、「Project Worlds」及び「Project Core」の導入が必要です。
本記事で解説はしませんが「Project Portals」なんかも便利そう
なお、現状ではoverworldのワールドをimportするとどうしてもワールドの壁ができてしまうみたいです(情報求)
help機能
配布ページにコマンド一覧がありますが、とりあえず「/helpme world」を打ってみましょう。使えるコマンド一覧が出てきます。出てきた文字をクリックすると詳細を見ることができます。(チャット画面の緑色の文字をクリックしてから下にスクロールする)
緑色の文字以外でもマウスオーバーすると解説が表示されたりします。困ったらとりあえずテキストにカーソルを当ててみるといいと思います
ワールドの生成
/world createコマンドで新規ワールドを作成できます。とりあえず「/world create」とだけ打ってみると、赤文字でエラーが返されると思います。赤文字の各単語にカーソルを乗せると解説が出てきますし、「/helpme world create」と打ってみるとコマンド自体の解説もが出てきます。
とりあえず「flat」という名前のフラットワールドを新規作成したい場合のコマンドはこちら。
/world create flat -g minecraft:flat -df peaceful -gm creative -f false
これは「flatというワールド名」「地形の生成方法=フラット」「難易度=ピースフル」「ゲームモード=クリエイティブ」「構造物生成=オフ」という指定になります。
生成成功のメッセージが出たら、「/world load flat」コマンドでワールドのロードを行った後に「/world tp flat」で作ったワールドに飛べます。戻る場合は「/world tp world」です。
multiverseのmvtpとは違い、他人を別ワールドに飛ばすことができないのでコマンドブロックを踏むとワールド移動、みたいなことはできなさそうです。別プラグインのProject Portalsでできそうですが…力尽きたのでこの辺の検証はまた今度
余談ですが、ヘルプメッセージでもちらっとありますがsponge独自の地形生成で「skylands」というのが選べます。ちょっと楽しい
/world create ワールド名 -d minecraft:overworld -m sponge:skylands
他にもプラグインで追加できたりMODのが指定できたりするのかもしれないです。
ワールドごとに設定を行う
「/world properties ワールド名」でワールドの設定を見ることができます。
ワールドごとに天気や時間を固定したい場合は
「/world gamerule ワールド名 doDaylightCycle false」
「/world gamerule ワールド名 doWeatherCycle false」
などなど。他にもgameruleコマンドで設定できるものはこのコマンドで設定できます。
ワールドごとに時間を設定する場合は「/world time ワールド名 時間」といったコマンドもあります。
ワールドをインポートする
サーバーのフォルダにあるworldフォルダ内に、インポートしたいワールドを入れます(ThermosのMultiverseと同じ感じの仕様)
先ほど作ったワールドもここにあります。
ワールドファイルを入れたらimportコマンドを打ちます
/world import testWorld minecraft:overworld minecraft:flat
ワールドの壁がどうしても避けられないみたいなので、地形生成方式はdefault(overworld)じゃなくてflatにしてあります。(後述)
あとは上の項と同じように、作ったワールドを/world loadしてから/world tpしましょう。地中に埋まったりするので適当にtpしてから/world setspawnコマンドでスポーン地点を設定しましょう。あとはほかの細かい設定は上の項目と同じです。
importコマンドでワールドの壁ができてしまう?
overworld(フラットではない通常の地形生成)のワールドを読み込んだあとに未生成チャンクを読み込むととどうしても"ワールドの壁"が生成されてしまうみたいです。読み込みたいワールドがフラットワールドなら生成方法flatを選択して読み込めばいいので問題ないんですが…
どうもimportするときにシード値を含めたワールドの情報を読み込んでくれないみたいなんですよね、そもそもディメンジョンの種類と地形生成法を指定しないといけない時点で…。執筆段階ではまだ開発中らしいので今後修正されるでしょうか
考えられる対策としては、
・importする前にあらかじめ広めに生成しておいてから読み込む
・読み込む際に生成方法をminecraft:flatで指定する(地形生成されるよりはまだダメージが少なそう)
・ProjectWorldsを導入する前に、サーバーフォルダ内のwolrdデータを読み込みたいワールドに置き換えておく
三つめがいけるなら最善かと。ワールド一つ分しか使えませんが…
色々試したんですが完全な解決には至らず…情報お待ちしております
multiverseだとこのへんの仕様どうなってましたっけ(うろ覚え)
cocricot MODのための1.12.2建築系MOD環境構築
こちらの記事はまだMOD版の新cocricotがリリースされていない時に書かれたもの…でしたが、正式リリース後に改稿しました。
はじめに
コクリMOD!ついに出ました!
cocricot | Minecraft resourcepack
この記事は、基本的にブロックやエンティティなどが追加されるようなMODを入れた環境におけるクリエイティブ建築を便利にするための環境構築について解説しています。
MOD版cocricotとありますが、ConquestReforgedなどの別の建築系MODなどで遊ぶ場合でも(競合しなければ)使えます。
多すぎて全部見るのだるい!って人はとりあえずシングルでOptiFine、WorldEdit、ItemZoom、WorldEdit CUI、JEI、ミニマップ系どれか、を入れるといいと思います。これだけで飛躍的に便利になります。Liteloader入れられたらVoxelMapとMacro/Keybinding MODも欲しいところ。
なお、以前にSpigot 1.12.2の記事を出していますが、Spigot(CraftBukkitの後継)ではブロックやアイテムなどを追加するようなMODは使用できません。(似ててややこしいんですがSpigotはSpongeとは全く別物です。Spongeに関しては後述)
要はコクリMODで遊ぶならSpigot環境を作っても意味がありません。
ただしクライアントMODだけ使う場合はSpigot環境で遊ぶ場合にも使えるのでこの記事も参考にはなるとは思います。
ちなみにAtom、CatServer、Mohistなど、Forge+Spigot(Bukkit)が使えるサーバーが複数出ているらしいです
環境構築の流れ
環境構築の流れとしては、
シングル(クライアント側)環境を構築
(ForgeとLiteloader導入、MOD追加)
↓
必要ならForgeサーバーを構築
↓
さらに必要ならSpongeForge、Sponge版VoxelSniper、その他Spongeプラグイン、をサーバーに追加
…という感じです。
今回はForge14.23.5.2768にLiteloaderをインストーラー形式で導入した環境で環境構築を行いました。
大切なデータを扱う場合はバックアップをしっかりとりましょう。競合チェックは一部はしていますが何が起こるかはわからないので自己責任でお願いします。
シングル環境の構築
1.12.2でのMODを使用した建築環境で使えそうなMODを並べてみました。MODの入れ方については毎度のことながら解説しません
なお筆者が使ったことがないMODも含まれていたりします、不備の指摘やMOD追加提案などありましたらコメントいただけると嬉しいです。TwitterでDMまたはリプしていただいても大丈夫です。
・便利系MOD
LotTweaks ←NEW!
遠距離ピック、手持ちブロックの置き換え機能、視線の先のブロック置換など
MODの追加ブロックにも対応(置き換えるグループを設定で追加可能)
2020.10.11追記
ブロックを置く時の挙動を変更する。高速で移動しながらブロックを面に貼り付けるように置いて行くような場合に隙間なく設置できる。好みが分かれそうですが、合えばかなり快適。
飛行速度や慣性の調節など、飛行関係の設定を細かく調整できる。
インストーラーもありますが、単にDaflight-5.2.2-mc1.12.2.jar(本記事執筆時の最新版を例として挙げました)をダウンロードしてmodフォルダに入れれば良い
FastAsyncWorldEdit-forge (FAWE)
略称FAWE。WorldEditの強化版。新しい環境で建築やるなら必須レベルで便利です。後日軽く解説書きます。前提MODとしてWorldEdit-Forgeが必要。
(DL先が分かりづらいですが、"Get the latest build from Jenkins"→こちらをクリック→最新のビルド→展開→FastAsyncWorldEdit-forge112~略~.jarとたどればDLできます。112という番号がマイクラのバージョン1.12系を表しているので、もし別のバージョン用のものが欲しければ別のものを選択する)
インベントリでブロックを拡大表示。ブロック追加系MODを入れている時に便利
JustEnoughIDs
一部のブロック追加MODを入れる際に前提とされるMOD。cocricot MODでも前提MODとして指定されている。
※チャンク破損バグが修正されているこちらがオススメ
カスタマイズ可能でオシャレな円形メニューの追加
描画の改善。CTM機能やシェーダー機能も内蔵
The Painting Selection Gui (Revamped)
絵画の選択が非常に楽になるMOD。絵画一覧を表示して一クリックで変更できる。別名PSG Revanped。
ホットバー切り替え。インベントリの列を順にクルクル入れ替える
クライアントを再起動せずにログインしなおし&アカウント切り替えが可能("無効なセッション"を再起動せずに解除できる)
リソースパック選択画面で、リソースパックをフォルダ分けできるようになる。リソパフォルダにファイルが多いと起動時間がかかるようなので注意
位置を自由に変更できる第三者視点モードを追加する。俯瞰視点撮影用に使う建築勢も多い。詳しくは後述
WorldEdit(FAWE)の範囲選択を可視化する。導入できても見えないという場合はバージョンを一つ落とすといいかも
WorldEditのForge版。FAWEの前提MODでもある
TMI、NEIの後継。インベントリ画面の右側にブロック一覧が表示される。本来はサバイバル時のレシピ表示機能がメインであるが、クリエイティブで使う場合はチートモードをONにすると簡単にブロックを取り出せるようになる。
地図MOD。筆者としてはVoxelMapのほうがTPが楽なのでこっちは使わないのですが、Liteloaderを入れなくても使えるのとオシャレなのが強み。Xaero's Minimapという選択肢もありますがこちらも使ったことないので気になる方は自分で調べてみてください(丸投げ)
・Liteloader用MOD
好きなコマンドを特定キーや画面内のボタンに割り当てる、スクリプトを組んで高度な処理を行わせる…などなどいろんな便利なことができます。解説記事あり
地図MOD。全体地図を表示させて好きな位置にテレポートできる機能が便利
・撮影用MOD
リプレイデータを保存し、あとからカメラワークなどを設定して動画を撮影できる。
コマンドでなめらかなカメラワークを行える。CameraStudio強化版
・WorldEditスクリプト
まっきー。さん制作WEスクリプト集(Twitterモーメント)
曲線や曲面などを簡単に作るスクリプトなど、様々な便利機能がそろっているWorldEditスクリプト集。近々新しいのが出るらしいので出たら紹介も含めて追記します
・マクロMODスクリプト
TSP-A-Jumperを模したマクロMOD用スクリプト。当然マクロMODが必要。前だけでなく前後上下左右に一定距離TPすることができる。Jumperとは若干挙動が違いますが十分便利です。バニラコマンドを使う方式なのでマルチで使うときは注意が必要です。詳しくは後述
・建築に使えそうなブロックまたはエンティティ追加系MOD
この項は筆者が触ったことすらないものがあったり競合チェックもしていなかったりします。需要ありそうなのをとりあえず紹介だけしておくという形
NPCを追加するMOD。
有名リソースパックConquestがMOD化した。建築用のブロックが大量に追加される。一部ではおなじみの建築用大型MOD。
ConquestReforged本体及び色々な建築用MODを自動で入れてくれる専用ランチャーもあったりする。
リアルなトレインや、駅や線路に使える建材、レールなどを追加する。
建造物の縮小拡大回転移動や、建築に便利なツールの追加など様々な機能を追加する。
一ブロックをさらに細かく"掘る"ことができるようになる。竹MODの縮小フィールドみたいな感じ
Forgeサーバーの構築
マルチプレイをしたい場合はForgeサーバーを立てる必要があります。手順としては
1.12.2のForgeサーバーを用意する
↓
クライアントMOD以外のMODをサーバーのMODフォルダに入れる
↓
必要ならポート開放やサーバーの設定などを行う
基本的にブロックやエンティティを追加するMODはクライアント側とForgeサーバー側両方に入れる必要があります。バージョンもそろえてください。それ以外にも、上の章で紹介したものだとFAWE、KleeSlabs、WorldEditもサーバー側に入れる必要があります。また、WEスクリプトもサーバー側に入れる必要があります。
なお、自動セーブやが欲しければこAutoSaveを入れましょう。これはサーバー側にだけ入れるMODで、クライアント側には入れる必要なし。 バックアップはAromaBackup。こちらもサーバー側にだけ入れる。ちなみにこっちはシングル環境でも使えます。
Sponge環境の構築
ForgeサーバーでVoxelSniperを使いたい場合は、ForgeサーバーにSpongeを導入する必要があります。
…といってもForgeサーバーのMODフォルダにSpongeForgeとSponge版VoxelSniperの二つのファイルを入れるだけ。
クライアント側には入れる必要はありません。
なおForgeサーバーを利用せずシングルだけでSponge及びVoxelSniperを導入して使う方法も一応あります(後述)
Sponge版VoxelSniperはBukkit版のそれと若干挙動が違いますが、FAWEの便利なブラシで一部はカバーできます。
またSpongeForgeを入れると、VoxelSniperのほかにも様々なSpongeプラグインを導入できます。ただし当然ですがBukkitプラグインは入れられません。
他のSpongeプラグインはあまり把握できてませんが、PermissionsEX、ProjectWorlds、Discord Bridgeあたりが遣えそう(まだ試してないですが)。便利なSpongeプラグイン情報など頂けたら追記させていただきますのでご協力お願いします。なお、DaFlightを利用する場合はDaFlightManagerを入れる必要があります。
ちなみにFAWEはSponge版があるらしいです。入れればクライアント側にFAWEを入れる必要がなくなる…のかな?(Forge版で間に合ってるので未検証)
シングルだけでSpongeを利用する
シングルだけでSponge及びVoxelSniper、その他プラグインを導入して使う方法も一応あります。Forgeサーバーでの解説と同じように、Forgeを準備したクライアント側のMODフォルダにSpongeForgeとSponge版VoxelSniper、その他プラグインを任意で入れるだけ。
ただ、シングルに入れる場合はLiteloaderと競合したりしなかったりワールドの読み込み方式が変わったり色々ややこしいので要検証な感じです。一応過去に導入及び使用に成功したことはありますが深い検証などはしていません(情報頂けたら追記します)。
MODの細かい解説など
色々便利コマンド
/recipe give @p *
レシピの全開放(やっとかないといちいちレシピ表示が邪魔)
/gamerule doWeatherCycle false
天気を固定
/kill @e[type=!Player]
プレイヤー以外のエンティティーをすべてキル(額縁やアーマースタンドなども消えてしまうので注意!)
あとは1.7.10時代と同じ
/gamerule doDaylightCycle false
/gamerule doFireTick false
/gamerule mobGriefing false
/gamerule doMobSpawning false
/gamerule doMobLoot false
Daflightの設定について
デフォルトではF9でメニューが開きます。
Flyモードに切り替えると慣性がなくなりFly Speedで設定した速さで飛べて、Flyモード中にBoostキーを押すとFly Boostで設定した速さで飛べるようになります。Bindsの設定でHoldにすることで、ボタンを押しているいる間だけ効果を発揮させるといったこが可能です。
参考までに自分の設定はこんな感じ。Sprintは通常飛行や歩行での速さを変えることができますが、上下移動に適用されなくて不便なので自分は使ってません。このように使わない項目がある場合はBackSpaceキーをバインドしようとすると"設定なし"にできます。
サーバーで利用する場合はサーバー側にDaFlightManagerを入れる必要があります。
マクロMOD解説リンク
基本的にここを見れば大丈夫だと思います。他のリンクも載せてあるので。
1.7.10版に比べてできることが地味に増えていますが、基本は同じです。公式日本語対応はありがたい!
ShoulderSurfingについて
ショルダーサーフィンは第三者視点のカメラ位置をいじるMODなのですが、これを極端に遠くに設定することでいつもとは違ったSSがとれるようになります。
カメラ位置を遠くする設定をするとこうなります
この状態でOptiFineのズーム機能を使ったりFOVを低くすると…
こんな感じで俯瞰のSSが簡単に撮れます。
設定方法はこんな感じです。
S:"Default Perspective"=
B:"Unlimited Zoom"=true
D:"Zoom Offset"=100
数値は任意で(増やせば増やすほどカメラが遠くなります)。F5を何回か押すとShoulder Surfing視点になります。何も見えない!って場合は描画距離をあげる、FOGをオフにする、雲を消す、数値を縮める、シェーダーを使ってる場合は設定を変えたり違うものにする、などしてみてください。
なお、Default Perspectiveの項目はfirstpersonと指定すると起動時に主観固定になります(情報ありがとうございます!)。
Sponge版VoxelSniperの機能不足をFAWEで補う
Sponge版のVoxelSniper、色々コマンドが使えなくなったりしているんですが、FAWEが優秀なので結構補えます。
よく使われるもので/b e liftが使えないのですが、FAWEの/br pullブラシが似たようなな挙動をします。WEのいつものブラシと同じく、/br pull 5のように指定したり/sizeコマンドを使うことでサイズを指定できます。削るほうはちょっと見当たりませんでしたが
VoxelSniperにはないような便利ブラシもFAWEには大量にあるので是非とも色々試してみてください。解説記事もちらほら増えてきてますので調べてみてください。
まあでもやっぱりVoxelSniper欲しくなるんですけど
RelativeTeleportation導入方法
Jumperプラグインの代用として生まれたマクロMODスクリプトですが、上下左右前後にも飛べるのと、シングルでも使えるのが強みです。バニラコマンド(tpコマンド)を連続実行することになるので、人のサーバーで使うときは要注意。 自分の環境であれば、TPログがうるさいので/gamerule sendCommandFeedback falseを設定するといいです。他のバニラコマンドをよく使う場合だとそれのログも消えてしまいますが…。
導入方法
配布サイトから、 「-F_SpherePos」とスクリプト本体(Downloadリンク)の二つのファイルをDLする。
↓
プロファイルのliteconfigフォルダ→commonフォルダ→macrosフォルダと開いていき、macrosフォルダ内にDLした二つのファイルを入れる
↓
マクロMODのキーバインド設定画面を開き、好きなキーに$${exec(RelativeTeleportation.txt)}$$と入れる
↓
キーコンフィグのMacro Settings(マクロ設定)→右下にある設定アイコン→「ログあふれ対策を有効にする」と「キートリガーのでバウンス対策をする」両方のチェックを外す(これをすると連打できるようになるが、他のマクロでミスって処理落ちしないように気を付けなければならない)
これで設定完了です。前後左右上下キーと同時に実行するとそれぞれその方向にも飛べます。Ctrlキーと同時押しするとひとつ前の地点にTPすることもできます。スクリプトファイルの中身を見てみると詳しい解説があるのでカスタマイズも可能です(飛ぶ距離など)。
マルチワールドの話
サーバー内に複数のワールドを作って行き来したい場合、Craftbukkit及びSpigotではMultiverseという便利プラグインがありましたが、ForgeサーバーではSpongeを導入してProjectWorldというSpongeプラグインを導入すると似たようなことができるらしいです。まだちょっと試してないんですがそのうち追記しま
した。こちらの記事で解説しています。
自分のボクセル創作を振り返った話
こちらはボクセルアドベントカレンダー向けに執筆した記事になります
https://adventar.org/calendars/3575
はじめに
ボクセルでは主にミニキャラ創作をしたり動かしたりしてるはやなさと申します。
せっかくの機会なのでなんか書こう、という感じで書き散らしていたら、私のボクセル活動を振り返った感じの記事になりました。
読んで楽しいのかちょっとわからない記事ですが、マジボ楽しい!かわいい!ってことが伝わったらうれしいです。
時間がない人はとりあえずボクセルVTuberの章だけでも読んでいただけたら嬉しいです。
MagicaVoxelと出会った話
私がMagicaVoxelに出会うまでは、マイクラでミニキャラ造形を作ってたりしました。
当時なりに色々試行錯誤してできた結果なんですが、マイクラだとこういうのを作って撮るとなるとわりと手間がかかるんですね
もっときれいに映したいし、遠くに移動すると描画してくれないし、ブロックの色も自由に手軽に選びたい…大きいの作るのも結構手間…いろいろと悩んでいたところにとあるツールの情報が。それがMagicaVoxelでした。
ご存知の通り、作るのにワールド中を飛び回らなくていいし、サクサク動くし簡単にモリモリブロックを置いたり削ったりできるし色選び放題だしレンダリングも楽で超綺麗で操作も色々とにかく便利。
https://twitter.com/hayanasa/status/1069607247074877441
まじか。衝撃でした。もっと早く知りたかった。
やらない手はないですよ、MagicaVoxel。
マイクラで創作活動している人は是非チェックしてみてほしいです。
もちろんどちらにもそれぞれ違った魅力がありますし、そもそも全然別物です。ですが選択肢は多いほうが楽しいですし、より自分のやりたいことに合った環境が見つかるかもしれないので。って二年前くらいの私に言いたい。
少なくとも私がキャラクター作品を作る時にはMagicaVoxelがベストマッチでした。他の作風や可能性なども色々見つけることができました。もうちょっと一般的なボクセルという感じのというかオサレ系なのも作ってみたいですね。模索中。
キャラが動いた話
話はまた過去にさかのぼって、私がMagicaVoxelに慣れてぼちぼち作品を作ってきていたころ。新しい言葉が話題になってきていました。VTuber(バーチャルYouTuber)です。
VTuberやVRChatなど、自作の3Dモデルを動かしたり色々しているようなツイートがTLにじわじわ流れてくるようになりました。
これ自分で作ったオリジナルボクセルキャラ動かしたら激カワなのでは…思いますよね。動かしました。kawaii。
噂のMixamo試してみた楽しいなこれ
— はやなさ (@hayanasa) February 7, 2018
Blenderとか覚えてちゃんと動かしてみたくなってきた… pic.twitter.com/YmQQGpsJV9
この体験は結構衝撃でした。ボクセルキャラを作って動かすのは結構お手軽なのでぜひやってみてください。「ボクセル 動かす」とかでググればわかりやすい記事がたくさんヒットしますが、とりあえずなんか動いてるところを見てみたい!という方は「Mixamo」を試してみるといいと思います。「Mixamo ボクセル」で検索検索
ボクセルVTuberが生まれた話
そして紆余曲折試行錯誤云々色々あった結果、ボクセルVTuberの箱野せるさんが誕生します。かわいい。ぜひ応援してあげてください。
ボクセルVTuberの"箱野せる"です(((o´v`o)ノ🔶🔷#箱野せる #バーチャルYouTuber #Voxel #ボクセル
— 箱野せる@ボクセルVTuber (@HakonoSeru) July 26, 2018
⬜YouTubehttps://t.co/bRQ6sXKjeU
⬜作品https://t.co/DUfJUL5ttf
( #SeruVoxelDiary )
⬜マシュマロhttps://t.co/EGrfwnNzrg
⬜ファンアートhttps://t.co/Dn60TQ8Ave
( #箱野せる画 ) pic.twitter.com/qjELpim96O
お待たせしました!久しぶりの動画投稿です(((o´v`o)ノ📦🎥🎉
— 箱野せる@ボクセルVTuber (@HakonoSeru) December 7, 2018
ちょっと時期が遅れましたが今回は紅葉を見に行ってきました!(「🍁・ω・)「🍁
これからは投稿頻度上げていきますε٩(๑>ω<)۶з #箱野せる
🔶➡️ https://t.co/Hi3FHljKJI ⬅️🔶 pic.twitter.com/EZyvTldGG3
静画と動画、つまり動かないボクセルと動くボクセル、という両方のアプローチから活動をしているのが売りだと思います。
私の培ってきたkawaiiキャラボクセルの遺伝子すべてが詰めこまれていますし、今後もさらに進化を遂げてくれる予定だとたぶん思いますのでぜひ応援してあげてください。どうぞ宜しくお願いします。
私の記事なんてどうでもいいので↑の動画を見に行ってください
今後の話
ボクセルと出会って、とにかく世界が広がりました。
一時間ボクセルに参戦したり、ボクセル勢と繋がれたり。
BlenderやUnityを触るようになったり、ドット絵やChiptuneに興味が生まれたり。
ファンアートを作って反応いただけたり。
雪本愁二先生(@yukimotosyuji )のけもらいふ大好きです、単行本発売おめでとうございます!!(明日買ってきます)
— はやなさ (@hayanasa) November 22, 2018
ひよこの子推しです🐤🐤🐤#けもらいふ #MagicaVoxel pic.twitter.com/IOz7ueXTJV
オリジナルでももっともっとアウトプット生んで、いつかPAP等のイベントも出てみたいです。
今後もガンガンボクセルしていきたいです。どうぞ宜しくお願いします。
Spigot1.12.2で使える建築系プラグイン
もうすぐ1.13が来ると言うのに本当に今更なんですが、建築用にSpigot 1.12.2環境を構築しました。クリエ建築に便利なプラグインを色々と探してきたので紹介します。
大体が1.8〜1.12.2対応ですが、一部1.7系対応版もあります。
一部、"1.12.2に対応していると表記されていないプラグイン"も導入していますが、筆者の環境で導入して使えているものは紹介しています。どのプラグインもそうですが、利用する場合は自己責任でお願いします。
一応ですが本記事で紹介されているものは"Bukkit系プラグイン"なので、シングルやForgeサーバー、Spongeサーバーなどには対応していません(つまりコンクMODなどとは共存不可)。
建築関係
FastAsyncWorldEdit(1.7版あり)
WorldEditの拡張版。豊富なブラシが魅力。後述するgo系プラグインやBuilder's Utilitiesの前提プラグインでもある。オススメ解説記事はこちら。
VoxelSniper(1.7版あり)
言わずと知れた建築向けプラグイン。地形や造形向け。
地形造成用プラグイン。専用メニューで簡単に本格的な地形造成・色塗りが行える。
建築向け便利機能・コマンドが大幅に追加される。
簡易Noclip(すり抜け),慣性無し飛行,WEのdeform簡易化,各種重力や自壊のオンオフ,鉄トラップドア手動開閉,特殊ブロック取得と設置,バナー作成専用GUI,重ねハーフ片方破壊、など様々
PatheriaTools
こちらも建築向け便利機能・コマンドが大幅に追加される。FAWEや↑のプラグインでも補いきれていない便利機能が数多くある。各種ブロックの空中設置や、ドア向き変更、絵画変更、速度変更、/tools、/warp、/back、BiomeBrushあたりが便利そう。
(筆者の環境だと何故かVoxelSniperが重くなる現象が発生するので導入保留、解決策見つかれば記事更新します)
LongPick+
遠距離ブロックピックができる。メタを保持したままのピックにも対応していて、通常設置できないような特殊なブロックも取得して設置できる。また、ブロックのメタを変更する(回す)ツールや、TSP_replacerのようなブロック置き換えツールも実装されている。
エンティティ、ブロックエンティティ関係など
アーマースタンドを専用メニューで簡単に細かく設定できる。
Citizens(1.7版あり)
NPCを自由に追加し、様々な機能を持たせられる。自由度が高い分扱いが難しそうな印象*1
SignEditor(1.7版あり)
看板をコマンドで書き換えられる。
HeadsPluginAPI(1.7版あり)
HeadsInventory(1.7版あり)
非常に多くのモブヘッドを専用メニューで簡単に取得できる。
モブヘッドを利用したマインスイーパーで遊べる。
その他設定関係など
MultiVerse-Core(1.7版あり)
ワールドを複数読み込んで管理できる。
Simple Sit
どこでも座れるようになる。
Hat(1.7版あり)
ブロックやアイテムをかぶることができる。
DaFlightManager
飛行を便利にするクライアントMODであるDaFlightをサーバー内で利用するときに必要なプラグイン。クライアント側にDaFlight、サーバー側にDaFlightManagerを入れます。1.7だとこのプラグインは必要ないです。
補足
TSP系プラグインについてですが、大体は1.7.9Bukkit向けのものを1.12.2Spigotでもそのまま使用することができました。ただし人気のTSP_Jumperはエラーが出て使えず*2。それ以外の機能は基本的にFAWEやBuilder's UtilitiesやLongPick+でカバーできるため、筆者環境ではTSP_A_EasySelectPainting以外は全部抜いています。
愛用していたMultiHotbarがSpigotサーバーだと一部機能を使用できない模様。泣く泣くQuickHotbarに乗り換えました。
描画距離についてですが、Spigot.ymlのview-distanceの項目を変更すれば32まで上げられます。
FAWEが効かない!と言う場合は、plugins/FastAsyncWorldEdit内のconfig.ymlのregion-restrictions: falseにしましょう。