hayanasa’s Flower Factory

マイクラ建築勢向けのMOD/Plguin解説がメインです。8割自己満足です。引用などご自由にどうぞ。たまに関係ないことを書くかもしれません。

1.7.10建築勢向け Thermosサーバー構築方法

※WorldEdit木の斧でブロックを左クリックするとブロックを破壊してしまう問題について加筆。記事の一番下を参照。(2018/5/15)

 

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環境選び

建築勢が自分用のサーバーを使っているのを見たことがあると思います。サーバーを建てるメリットとしては、「プラグインが使える」「他の人と一緒に遊べる」の二つが大きいですが、プラグインを使うためだけに自分用サーバーを立てている人も多いです。自分用にサーバーを立てて遊ぶ場合は、よく躓くポイントとされる「ポート開放」がいらないので難易度は一気に下がります。

 

なお、マルチプレイをしたい(人を呼びたい)という場合はサーバーを立ててポート開放を行う必要があります。その場合の環境選びはこちらも参考にしてみてください。

 

(古かった情報を一部項目を削除しました)

 

Thermosサーバー

現状、1.7.10でプラグインサーバーを建てたいならばThermosサーバーの一択と言えます。

SpigotやCraftBukkitは現状1.7.10版を正式な手段で入手できないっぽい(ビルドしようとしても1.7.10はできない模様。Cauldron(通称大釜)は開発停止で古く、しかもjava7でないと動かない)

Thermosはとても簡単に構築できるうえ、観覧車MODやMCTE、RTMなどといったブロック/アイテム追加系MODなどを使えるというのが大きなポイントです。 

 

1.ファイルをダウンロード

こちらからファイルをダウンロードします。少し下の「Thermos Build 57 (ALPHA)」を使ったほうが良いです(2018/5/15現在。詳細は後述)。「Thermos-1.7.10-1614-server.jar」と「libraries.zip」の二つをダウンロードし、Cドライブ直下に「Thermos」などの名前でフォルダを作成し、この二つを入れ、zipの方を解凍しておきます。

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2.起動用スクリプトの作成

「Run」などといった自分のわかりやすい名前でテキストファイルを作成し、 

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テキストファイルを開いて以下の文章を記述し、

java -XX:+UseG1GC -XX:+UseFastAccessorMethods -XX:+OptimizeStringConcat -XX:MetaspaceSize=1024m -XX:MaxMetaspaceSize=2048m -XX:+AggressiveOpts -XX:MaxGCPauseMillis=10 -XX:+UseStringDeduplication -Xms4G -Xmx6G -XX:hashCode=5 -Dfile.encoding=UTF-8 -jar Thermos-1.7.10-1614-server.jar --log-strip-color

拡張子を.txtから.batに変更します(Run.txtをRun.batに変更)。

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完成したbatファイルをダブルクリックして起動すると処理が行われます。このように色々準備されて、黒いウインドウに白文字で色々書かれたウインドウが出ていれば成功です。黒いウインドウに「stop」と入力しEnterキーを押すことでサーバーを安全に終了できます。

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pluginsフォルダにプラグイン、modsフォルダにMODを入れ*1、起動し直します。

あとはマイクラを立ち上げて、サーバーアドレスに「localhost」と指定すればサーバーに入れます。お疲れ様でした。

サーバーの基本的な操作やコマンドはBukkit系サーバーとほとんど共通しているので色々検索して探してみて下さい。これはどのサーバーでも共通ですが、終了するときは前述の通り「stop」を入力して終了させて下さい。サーバーが動いているウインドウを「×ボタン」などで強制終了してしまうとワールドがセーブされずに巻き戻る可能性があります。

 

参考サイト(公式解説):Thermos by CyberdyneCC

ma_bo_do_huさん(@Morpheus_tohu)に解説用スクリーンショットを提供して頂きました。

Thermosでよくあるトラブル

・起動しない!

→エラー内容にもよるのですが、javaが32bitだと起動しないみたいです。64bitをインストールすると解決するはずです。別の原因がありそうな場合は、コンソールに表示されているエラーコードを検索してみると解決策が見つかるかもしれません。batファイルの最後に改行して「pause」と書き足すと、コンソールが勝手に閉じずにエラーコードが読めるようになります。

 

・WorldEditのバイオーム変更が効かない!

→サーバー側のmodsフォルダにForge版WorldEditも一緒に導入すると治るみたいです。クライアント側にも同じものを入れて下さい。

 

・Multiverseでワールド追加(/mv import)できない!

→Bukkit系サーバーと違い、サーバーフォルダ直下にワールドデータを入れるのではなく、「world」フォルダ内に追加したいワールドデータを入れるとimportできます。

 

・使えないプラグインがある!

→すべてのBukkitプラグインが使えるわけではありません。あきらめましょう。

 

・WorldEdit木の斧でブロックを左クリックするとブロックを破壊してしまう問題

→「Thermos Build 58 (ALPHA)」がどうも駄目みたいです。さきほどのこちらのページを少し下にスクロールすると、「Thermos Build 57 (ALPHA)」があるのでそちらを使うと解決します。(Thermos-1.7.10-1614-server.jarをダウンロードしてきて置き換えるだけで起動しましたが、エラーが出るので一応構築し直したほうが良いかもしれない…?librariesも置き換えましたが同じエラーが出たまま)

※木の斧ツールを設定で剣に変更するという解決策もあるようです(デフォルトの仕様として、剣を持っているとクリエイティブでも左クリックでブロックが壊れない)。なるほど。

 

他にもなにかありましたら教えていただければ追記させていただきます。

*1:ブロックやアイテムを追加するMODは基本的にサーバー側に"も"入れる必要があります。OptifineやミニマップなどはクライアントMODと呼ばれ、サーバー側には入れる必要はありません。